オフィスのトイレ空き情報、スマホで確認

お腹が痛くてトイレに駆け込んだら個室が満室…そんな状況を救ってくれるかもしれないアプリが、リクルートグループのオフィスで運用されているそうだ。オフィスのトイレの空室状況がリアルタイムに分かるアプリで、空室を確認したうえでトイレに行ったり、満室ならほかのフロアのトイレに向かうということが可能になるという。
リクルートマーケティングパートナーズの小原正大さんとリクルートライフスタイルの望月駿一さん、2人の新卒エンジニアが「IoT(Internet of Things)を駆使」して開発したアプリだという。同社のエンジニアなどが更新しているブログでその詳細が明らされているそうだ。
小原さんは「お腹虚弱体質」だそうだが、オフィスのトイレの個室は満室のことも多く、「近くで個室の空いているトイレがあらかじめ分かれば最高」と考えて開発に着手したという。
オフィスの男子トイレにある4つの個室に、扉の開閉を感知する自作のセンサーを設置。センサーを超小型化コンピュータRaspberry Piに接続して扉の開閉情報をAPIサーバに記録し、クライアントアプリを通じてAPIにアクセスすることでスマートフォンのWEBブラウザから一目でトイレの空き状況を分かるようにしたとのこと。合計で8000円ほどで実装できたといい、センサーに使ったパーツや回路、Raspberry Piの実装やソースコードも公開しているという。
ブログではこのサービスを通じて取得したデータをもとに、時間ごとの満室状態の変化や、個室滞在時間のグラフを公開。「満室状況が可視化されることで、できるだけトイレを譲り合っていけるような体制が自然と生まれてくれば」と小原さんは期待している。今後、空き個室のあるフロアへの誘導や、個室が空いてきたら通知を送る通知を送るといった追加機能の実装を予定しているとのこと。
開発した感想として小原さんは「デバイスを作ることでWEBオンリーでは提供できない価値を身近な人々へリアルな体験として提供することができて面白い」と述べている。
これはなかなか実用的で面白いシステムなのではないだろうか。もっと開発が進めば、他社や公共施設、商業施設にも導入できないだろうか。