シロキタサイ死ぬ

チェコの動物園で27日、絶滅寸前のシロキタサイのうち1頭、31歳の雌のナビレが死んだそうだ。ナビレの死により、世界で生き残っているシロキタサイは僅か4頭となってしまった。
チェコ北部にあるドブール・クラーロベ動物園が28日に発表した声明によると、同動物園生まれのナビレは、嚢胞破裂の合併症で死んだそうだ。
同動物園の園長は、「彼女の死は、人間の非常識な強欲さによるサイの個体数の壊滅的な現象を象徴している」と述べたという。
世界自然保護基金(WWF)によると、シロキタサイはその生息地であるアフリカにおいて角目当ての狩猟や密猟、さらには紛争などにより絶滅寸前に追い込まれた。
ナビレの死により、世界で生き残っているシロキタサイは米サンディエゴの動物園で飼育されている高齢の雌ノーラ、ケニアのオルペジェタ自然保護区の高齢の雄のスーダンと雌のナジン、ナジンの子で雌のファトゥのわずか4頭となった。
ドゥブール・クラーロベはこれまで世界で唯一、飼育下でのシロキタサイの繁殖に成功した動物園。オルペジェタ自然保護区のシロキタサイは自然環境での繁殖を促すため、2009年にドブール・クラーロベ動物園から同保護区に移送されたものだが、繁殖の可能性は薄れているという。
残ったシロキタサイはほとんどが高齢な上、雄は1頭のみ。何とか繁殖させる方法はないものだろうか。